はじめに
2020年3月末の現在、世界的に新型コロナウィルスが猛威を奮っています。
感染型のウィルスとして世界中で広がり死者も日に日に増えています。
日本国内の状況(2020/3/31現在 厚生労働省の発表に基づく)
感染者数:1999人 死亡者数:59人 回復者数:424人
日本では1月中旬に初めての感染者が確認されてから、日を追うごとに感染者の増加と規制が行われ、3月に入り国からの指示で学校の臨時休校や外出自粛要請などが発表されています。
すでにパンデミック(世界的大流行)と位置づけられているので、これ以上に感染者を増やさずに収束させることが最重要です。
そんな中、サーフィンはしてもいいのかという問題はサーファーなら少なからず考える課題かと思います。
この問題に対して暗い話題にしたいわけではありません。
現在分かっているコロナウィルスのことを知ることで不要な恐怖をなくし現実的に捉え、また僭越ながら自分の現在の対応などを書かせていただき、サーフィンに対して考えるきっかけとなればと思います。
私は全くの素人ですので、この記事による責任は負えませんことをご理解いただきお読みください。
新型コロナウィルス(2019-nCoV)について
新型として発見されてから未だに分かってないことも多く治療法も確立できていないので恐怖を感じてる方も多いのではないかと思います。
以下は現在発表されている新型コロナウィルスについての情報です。
わかりやすかったので、以下「サラヤ株式会社」のHPより抜粋
コロナウィルスとは
発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染を起こすものは6 種類あることが分かっています。そのうち、中東呼吸器症候群(MERS)や 重症急性呼吸器症候群(SARS)などの、重症化傾向のある疾患の原因ウイ ルスも含まれています。それ以外の4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の 10~15%(流行期は 35%)を占めます。
感染経路
新型コロナウイルス感染症がどのように感染するのかについては、現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられます。
(1)飛沫感染
感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染します。
※主な感染場所:学校や劇場、満員電車などの人が多く集まる場所
(2)接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れてウイルスが付き、別の人がその物に触ってウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。
※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど
潜伏期間
世界保健機関(WHO)のQ&Aによれば、現時点の潜伏期間は1-12.5日(多くは5-6日)とされており、また、他のコロナウイルスの情報などから、感染者は14日間の健康状態の観察が推奨されています。
治療方法
有効な抗ウイルス薬等の特異的な治療法はなく、対症療法を行います。
対策
一般的な衛生対策として、咳エチケットや手洗い、アルコール消毒などを行ないましょう。
サーフィンしても安全なのか
早々と本題ですが、今の状況でサーフィンをしてもいいのか?
上記を参考にして考えていきたいと思います。
感染経路から考えると、誰もいない広い場所(例えば無人の森や海や山)で過ごしている分には感染することはなさそうです。
飛沫や接触での感染ということから、汚染物が海に流れ込んで感染するなどという状況は起こり得ません。
サーフィンに行って感染する可能性がある状況としては、
1)陸で感染者とコミュニケーションして飛沫感染か接触感染
2)感染者が利用したサーフボードや道具に触れて接触感染
3)海で感染者と話すことによる飛沫感染
これらの状況を想像するとハッキリ言って都会で満員電車に数分乗るよりサーフィンを数時間することは遥かに安全と言えると思います。
あとは海の混雑度にも依りますね。
混雑しているほどリスクは上がるでしょう。
以上より、他人と適度な距離を保ちサーフィンを楽しめるならコロナウィルス感染はあまり恐れる必要はないかと思います。
そしてほんの少し気をつければ決して難しいことではないと思います。
極端な話になりますが誰とも話さず接触もせずにサーフィンする分にはリスクは低いと思います。
あくまで安全やリスクを理解することで不要な恐怖や無知な安心感をなくしリスクを減らせると考えます。
リスクが低いといってサーフィンを推奨してるわけではありません。
日本以外ではどうなっているか
世界ではすでに自粛ではなく不要の外出禁止が出されている国もあり、外出すると注意どころではなく罰金や罰則、場合によっては犯罪となる国もあります。
となるとサーフィンなんてもってのほかで禁止と考えざるを得ない場所が多々あるようです。
イタリアでは屋外アクティビティが禁止で違反すると200ユーロほどの罰金と前科がつくそうです。
世界2位の死者数ということもあり厳しい状況です。
ポルトガルでは大人数でのレジャー禁止を発表。
5人以上での集まりを指すそうですが、国内サーフィン連盟はサーフィン自粛を要請してるようです。
イタリアから近く陸続きなので厳しい状況が伺えます。
フランスでは外出禁止となったので事実上サーフィン禁止です。
カリフォルニアも外出禁止で違反すると罰則が科せられるとのこと。
各ビーチもアクセスが禁止されているそうです。
コスタリカでは3名のサーファーが逮捕されたそうです。
警察が発砲するまでに発展したようです。
参考:https://www.surfnews.jp/feature/31008/
サーフィンで感染しないためにどうしたらいいか
では、感染しないためにサーフィンをするにはどうすればいいかを考えていきます。
できる限りリスクを減らすために厳し目に考えます。
- 駐車場やビーチなど陸で他サーファーと話したりしない
- 波待ちなどで他のサーファーと十分に距離を取る
- サーフボードや道具に触れない・触れさせない
- モノの貸し借りをする場合はあげるつもりで、その日の返却はしない
- 怪我に気をつける(病院での感染を避けるため)
関東では特に週末など海が混雑すると聞きました。
混雑している海では波待ちでほかサーファーとの距離が取りづらいそうで、サーフィンの時間を短めに区切り、できるだけ距離が取れるようにスペースを譲り合ってサーフィンすることも意識する必要があると思います。
サーフィンには一人で行って、一人で海に入って、一人で帰る
譲り合うためにサクッと入って、サクッと楽しんで、サクッとあがる
馬鹿らしく感じますが、これらを一人ひとりが少し気をつけるだけで現実的にサーフィンでのリスクを格段に減らせます。
サーフィンは個人スポーツなのでそこまで難しくなく実行が可能だと思います。
自分の見解
ここまでコロナウィルスについて考えてきて、僭越ながら自分の見解を述べたいと思います。
先述のようにサーフィンをすることによる感染はリスクが低いと思っております。
また自粛要請でストレスが溜まる状況でサーフィンは自然の中でリスクが低く楽しめる開放的なアクティビティだと思います。
私は2月初旬から自粛しています。
あまり深く考えたわけでなく子供が休校なので家族の調和のもと自主的に自粛しています。
元気が有り余る子供をなるべく家にいさせながら、親の立場から「今日は海行ってくるね」とはせずにガマンしてる程度の理由ですが…
「家族の理解と健康あってのサーフィンなので自粛している」というのが個人的な判断です。
長く楽しめる趣味として始めたので、生活も含めて一刻も早い収束を望んでいます。
まとめ
サーフィンはコロナウイルスに対して理解を深めれば感染リスクは少ないと思います。
世界が日本を注目していることを考えると、長い目で考えて安全な日本として海外からも安心してサーフィンを楽しみに来てもらえる国を確立できるのが望ましいと思います。
決してサーフィンしていることを批判はしません。
この記事を書いてる現在(03/31)は日本は自粛要請です。
国から禁止されていませんので個人が判断して行動することは悪くありません。
ただし外出などが禁止されたり緊急事態が発令となった場合は潔く諦めましょう。
決して強がることなく、パニックを起こさず、冷静に未来を考えて個人が行動すれば自由であるべきがと考えます。
個々が調和を保ち、理解を深め、リスクをコントロールすれば、サーフィンはとてもいいアクティビティです。
仕事に影響があり生活に支障が出ている方やサーファーとして活動を制限できない立場の方がたくさんいるのも現実です。
今こそグローバルに人として協力しあい問題を乗り越えたいです。
個人個人でできることをして助け合い、譲り合い、気持ちよくサーフィンを楽しめる日々を取り戻しましょう!
サーフィンは誰かと争い戦うものではなく、楽しいからサーファーは波に乗っているのです。
正直、海に入りたくてウズウズしています。
子供の学校再開や世間の状況によりサーフィン再開を自分なりに判断したいと思います。
海に入らない間は陸トレやサーフィン動画を見るなどサーファーとして自分のルールで限られた環境の中でできることをやっていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Hope you good surf !!
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