はじめに
サーファーは沖に出るのに誰しもパドルアウトします。
波が大きく波数が多い日のパドルアウトはしんどいですよね。
私はロングボードなのでパドリングで沖に出る際に「ドルフィンスルーをしているショートボードのサーファー」を羨ましく眺めて「泣きそうになりながらローリングスルーを繰り返して」体力を削られています。苦笑
隣の芝は青く見えるじゃないですが、ショートボードの経験がないにも関わらずただただドルフィンスルーを羨ましく思いながら見てたわけですが、この動画を見てパドルアウトすることはショートボードもロングボードでもサーファーなら誰しもが平等に沖に向かっていってると理解しました。
そこで今回はトップサーファーであるNathan Florence(ネイサンフローレンス)のパドルアウトの動画をご紹介します。
それでは張り切っていきましょう。
サーフィン動画『POV WORST BIG WAVE PADDLE OUT EVER INTO BIGGEST BACKSIDE BARREL IVE HAD! Action 4:30 Surf: 14:45』を紹介
タイトル:『POV WORST BIG WAVE PADDLE OUT EVER INTO BIGGEST BACKSIDE BARREL IVE HAD! Action 4:30 Surf: 14:45』
(和訳)人生で最大級のバックサイドバレルへ向かう最悪のビッグウェーブでのパドルアウト
サーファー:Nathan Florence(ネイサンフローレンス)
使用ボード:ガン?
フィン:クアッドフィン
ネイサンフローレンスがパドルアウトをする動画なのですが、ちょっと波がエグい中でのパドルアウトの動画です。
ネイサンフローレンスが最悪のパドルアウトと言うくらいなので、それはもうえげつない波を超えていかなければならなく、途中早送りがあるにも関わらず動画の4:30から海にイン、そして沖へ出れたのが14:30。
少なくとも20~30分近くはパドルし続けたのだと思います。
この動画での波は途中で休憩が許されないことになっていて、少しでも気を緩めれば即波に飲まれ岸に戻され、沖は遥か遠くに逆戻りでしょう。
個人的な動画の見どころ紹介
はっきりいって動画の半分以上がパドリングをして沖に出る動画です。
後半では無事に沖に出れてドデカイ波にチャージして、とんでもないチューブライディングを見せてくれますので、パドルに興味ない方は15分くらいまでの早送りをオススメします。
ただしライディング映像は2本くらい。
前にネイサンフローレンスがドルフィンスルーのコツの動画を出していて、どなたか別のプロが「俺も見たけど、あいつは異常な程のサーフィンオタクだからね、普通のサーファーで真似できるのかな」とコメントしていて、ネイサンはドルフィンスルーも人並み外れたレベルという印象がありました。
そんなネイサンフローレンスですがすべての波をドルフィンスルーで抜けるわけではなく、ローリングスルーを使い、時にはボードを捨てて水中に潜り波をやり過ごしてたのが印象深かったです。
※もしかするとガンのようなボードのためドルフィンしづらいのかもしれないですが。
ちなみに一緒に入ってるサーファーもガンのようなボードに見えますがドルフィンスルーを結構していました。
人それぞれの波の抜け方があり、決まった答えがあるわけではないのだと思いました。
臨機応変に対応し沖に出ることができればすべてが正解なのです。
途中で波を何度抜けても、止まることなく近づいてくる波を見て「F@CK」と叫んでいます。
10:30~ 沖に出るほどに威力の強くなるスープをローリングスルーし、水上に出ても次の波が目の前まで来ているのでローリングスルーし、水上に出ては次の波が目の前に・・・の無限ループが続きます。
それでも休むことなく、パドリングを続け、ひたすらに沖に向かって全力パドルアウトします。
14:30で沖に出れて「Oh, We made it」と無事を喜び、いざ巨大な波へ挑む本番が始まります。
あれだけのパドルアウトの後なのに、いい波が来ればガンガン全力パドリングをして巨大な波に挑んでチューブライディングを決めるのでぜひ最後までご覧ください。
音楽も全編にわたって緊張感を感じれる素敵な動画になっています。
まとめ
ネイサンフローレンスのパドルアウトの動画いかがだったでしょうか。
技術というよりは気持ちの面での上達に非常に役立つ動画だと思いました。
私は未熟で経験不足なことを棚に置き、少し波が大きい日のパドルアウトで「波数が多いとロングボードはローリングスルーだから不利だ」とふてくされていました。
しかしこの動画を見て、波が大きくてパドルアウトがしんどくても、サーファーは平等に波を超えていくのです。
それはパドルアウトが目的でサーフィンしてるわけではなく、すべては波に乗るためなのだと強く思いました。
またネイサンはパドルアウトがしんどそうですが笑い声が聞こえることから本当に楽しんでいるのだと感じました。
私は海に入って波に戻され心が折れることが多々ありますが、いつでも前向きに楽しもうと思いました。
心が折れて気持ちが負けるとしても、せめて楽しく負けるよう心がけるところから始めます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Hope you good surf !!
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