はじめに
サーフボードはサーフィンをするためのボードであることは共通ですが、サーフボードの形や種類によってそれぞれの「”らしい”サーフィン」ってあると思います。
そこで今回はフィッシュらしいサーフィンを研究すべくフィッシュらしいサーフィン動画をピックアップしてみます。
レトロフィッシュのサーフボードが大好きで「フィッシュらしいサーフィン」がいつかできればと思っています。
まずフィッシュらしいサーフィンってなんぞや?という疑問からフィッシュらしいサーフィンを研究すべく、役に立つフィッシュのサーフィン動画を5つ厳選させてもらいます。
これを読めばフィッシュらしいサーフィンのスタイルがわかり、フィッシュが欲しくなり、フィッシュに乗っていなくてもすぐにでもサーフボードを抱えて海に行きたくなるでしょう!
それでは気楽に行きましょう。
フィッシュって何?
フィッシュ?何それ、美味しいの?
フィッシュはサーフボードの種類の1つだよ。
テールが魚のヒレのようにふたつにわかれているのが最大の特徴で、他にも幅広なノーズとテール形状をしたサーフボードなんだ。
今回はフィッシュの特徴と、フィッシュのサーフィンの動画を見てフィッシュらしいサーフィンについて考えてみようか。
レトロなサンディエゴフィッシュの人気でオルタナティブ系のサーフボードが流行っています。
私感ですがツインフィッシュは特に流行っていて乗ってるサーファーも多い印象です。
厚みがしっかりあるレトロフィッシュ(サンディエゴフィッシュ)から、キビキビ動けるハイパフォーマンスなパフォーマンスフィッシュまで様々な進化もしています。
フィッシュは短いレングスのものがいわゆるレトロフィッシュで昔からあります。
ミッドレングスやロングボードでもフィッシュがありますが、今回はいわゆるレングスの短いショートボードのフィッシュ(レトロフィッシュとパフォーマンスフィッシュ)について考えてみます。
フィッシュの特徴
フィッシュはオルタナティブ系のサーフボードで、広めのノーズとテール、ふたつに割れたテールといった形が特徴的なサーフボードです。
割れたテールが魚のヒレのようでちょうど魚のような形に見えることからフィッシュと名付けられました。
フィンは主にツインフィン、もしくはクアッドフィンが多いです。
フィッシュはその形状からテイクオフが早く滑り出しからスピーディー、厚い波でも走ってくれてゆったりしたライディングができるのが最大の特徴だと思います。
逆にキレのあるライディングなどにはあまり向いてないでしょう。
ただしトッププロはパフォーマンスフィッシュでキレのあるライディングもしてしまうのですが基本はゆったりと波に合わせたライディングが得意なサーフボードです。
”フィッシュらしい”サーフィン
前項で書いたようにフィッシュはノーズ幅が広めなのでテイクオフが非常に早く、厚い波でも走ってくれます。
これによりゆったりと波に乗れて大きなターンを描きながらのサーフィンを楽しむことができるのが大きなメリットの一つです。
逆にボテッとした形状からキレのある動きには向いておらず、幅広のノーズはドルフィンスルーのしづらさなどはデメリットになりえます。
幅の広いノーズを活かしてハングファイブをしたり、サーフボード全体の水との接地面の広さからゆったりしたライディングをしたり、分かれたテールを活かしスピーディーに滑走したり、気張らないライディングがフィッシュらしいサーフィンの一つかなと思います。
フィッシュらしいライディングのサーフィン動画
それでは私が独断でフィッシュらしいと思えるサーフィン動画を5つ厳選したのでご紹介させてもらいます。
AQSS Gold Fish Retro Fish ft Beau Young
まず1つ目はAQSSのBeau Young(ボウ・ヤング)によるレトロフィッシュのサーフィン動画です。
レトロフィッシュらしい大きなカーブを描く気持ちのいいスタイルのライディングです。
少し走っては厚い波から円を描くカットバックをするサーフィンがいいです。
Beau Youngのスタイルも相まって気張ってない気持ちよさそうなサーフィンがフィッシュらしく感じました。
Naomi Kobayashi, a winter day surfing at home
日本を代表するフィッシュサーファーの小林直海のライディング動画です。
この動画ではツインフィンじゃなくクアッドフィンのフィッシュを使ってるように見えます。
スタンス幅や膝を柔らかく使った脱力系サーフィンが超かっこいいフィッシュらしいサーフィンではないかと思います。
Mikey February x Channel Islands Surfboards’ CI Fish
こちらもミスターフィッシュなMikey February(マイキー・フェブラリー)がChannel Islandの人気モデルのサーフボードCI Fishでのサーフィン動画です。
レトロフィッシュよりもハイパフォーマンス寄りのフィッシュのライディングという印象です。
マイキー・フェブラリーも脱力系なサーフィンが超かっこいいです。
マイキー・フェブラリーはパフォーマンスフィッシュを完璧に乗りこなしていて、フィッシュらしい大きなライン取りもありつつ、スプレーを飛ばすトップターンまで楽しみまくっています。
もちろんサーファーとしてエキスパートだからこそですがパフォーマンスフィッシュを120%乗りこなしてるという意味でフィッシュらしいサーフィン動画だと思います。
The Electric Acid Surfboard Test Shaper’s Profile: Trimcraft Surfboards And Michael Arenal
Dane Reynolds(デーン・レイノルズ)のフィッシュ動画です。
全体の形はレトロフィッシュに見えますがライディングを見てしまうともう私にはこれがハイパフォーマンスフィッシュなのかレトロフィッシュなのか全然わかりません。笑
デーン・レイノルズのダイナミックでパワフルなサーフィンはトップターンでスプレーを飛ばし、フローターで崩れる波を抜けて、超絶スピードで走り抜けます。
とはいえ、やはりフィッシュのサーフボードに乗っているのでスラスターなサーフィンではなくフィッシュならではのライディングを見せてくれます。
大きな弧を描くカットバックはやはりフィッシュらしいサーフィンですし、魚のような超絶スピードでのサーフィンは技とか関係なく気持ちよさそうな最高のサーフィンです。
デーン・レイノルズがフィッシュらしいサーフィンをしてるという動画に感じます。
ちなみにこの動画ではステップバックしたときに後ろ足がフィッシュの分かれたテールの上に足が乗るような状態になってたと言ってますね。フットプリントがちょうどフィッシュテールの箇所についたそうです。
【人気No.1】田中英義的ツインフィッシュの魅力♡
初心者が偉そうに大変恐縮ですが、田中英義らしい忠実で丁寧なサーフィンでパフォーマンスフィッシュに乗るライディングは「フィッシュのサーフボードに乗るというのはこういうこと」というのを示してくれているように感じます。
自分でキビキビと動かすのではなく、スピードを出して波に合わせることで気持ちよく魚のように海で自由に遊ぶようなサーフィンはまさにフィッシュらしいサーフィン動画です。
まとめ
フィッシュらしいサーフィンについて考えてみましたがいかがでしたか。
レトロフィッシュ・サンディエゴフィッシュらしいサーフィンから、パフォーマンスフィッシュらしいサーフィンまで動画で見てみました。
トップレベルのサーファーのサーフィンを見てるとオルタナ系のサーフボードでもキレのあるサーフィンをしていたりして「らしいサーフィン」というのがよくわからなくなりますが、サーフボードの種類ごとにスタイルはあります。
偉そうなことになりますが、できればそういったスタイルのあるサーフィンを目指せればと思いながら精進したいです。
私は今はレトロフィッシュが好きでただ波を走るだけで爽快で気持ちいいあの感覚がたまりません。
友人のパフォーマンスフィッシュを使わせてもらったことがありパフォーマンスフィッシュも楽しいので心がわりするときがあるかもしれません。
いずれにせよ自分が楽しめるフィッシュでサーフィンできれば幸せですね。
この記事でフィッシュのサーフィンに少しでも興味を持ったり、皆様のサーフィンがより一層楽しくなるようなきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Hope you good surf !!
コメント