はじめに
サーフボードを持って海に入ったけど、最初はどうやってテイクオフの練習をしたらいいのかな…
サーフィン初心者向けにロングボードでのテイクオフのコツを解説していきます。
基礎中の基礎の内容なのでロングボードをこれから始める方や始めたばかりの初心者サーファー向けの記事になります。
大きい浮力で安定感があるロングボードでは波がよければ意外と初めてでも波に乗ってテイクオフができちゃいます。
この記事ではスープという波を使ってサーフィン初心者にもってこいのテイクオフの練習方法とコツを解説していきます。
崩れた波ですがスープライディングと呼ばれるれっきとしたサーフィンのライディングです。
この記事を読めばあなたも海にサーフボードを持って入って楽しくテイクオフの練習ができるようになります。
それでは張り切っていきましょう。
スープって何?
いきなり沖に出るのは怖いし、まずは足が届く浅い所で慣れたいな
そうだよね、そこでおすすめの練習が「スープでのテイクオフ」だよ
スープ?なにそれ美味しそうだね。
スープは「崩れたあとの白い波」だよ。
テイクオフ練習にもってこいだから解説していくね
ロングボードを始めたばかりの初心者には「スープってなんぞや?」という方もいらっしゃるかと思います。
まずは簡単にスープについて解説していきたいと思います。
スープとは「崩れたあとの白波」のことを指します。
少し噛み砕いて詳しく言うと「沖から来た波が地形が浅くなったところで崩れたあとの白い波」をスープと呼びます。
スープを使ったテイクオフの練習なら波に乗ることはそんなに難しくありません。
まずはロングボードが波に押される感覚をマスターする。
要は「波に乗る」ことに慣れるのにもってこいの練習です。
さぁ早速トライしていきましょう!
まずはスープでのテイクオフを動画で見てみよう
0:36~がスープでのテイクオフ練習の様子です。
足も届く場所だし、波も小さいので怖くなくトライできます。
ロングボードを使った練習で浮力があるサーフボードなので波に押されて立つところまで初心者でもばっちりトライしているのがわかります。
スープでのテイクオフなら比較的安全安心
まず初心者サーファーに大事なのは無理せず安全で安心して始められることです。
怖いのに無理やりやらされると楽しくないでしょう。
せっかくだからサーフィンを楽しんで「またサーフィンやりたい!」ってなりたいですよね。
スープでのテイクオフの練習は安全なので初心者サーファーでも安心して始められます。
スープでの練習が初心者サーファーにオススメな理由は
- 足が届く浅瀬でできる
- 小さくなってからの波でもできる
- スープは勝手にロングボードを押してくれる
それではコツも踏まえて詳しく考えてみましょう。
スープでのテイクオフ練習は足が届く場所でできる
波は沖で発生してからビーチに向けて寄せて来ます。
そして沖から来る波が水深が浅くなることで崩れてスープとなります。
そのためスープでのテイクオフは足の届く浅い所で練習ができるのです。
サーフィン初心者にとっては水の上でボードに寝そべるのも簡単ではありませんが、足が届く場所なら溺れる心配も少なく安心して練習することができます。
スープでの練習なら波が小さくなった場所でもできる
いくら足が届くと言っても大きな波は怖いと感じることもあるでしょう。
波は崩れてスープになり、勢いが弱まりながら砂浜まで届いてなくなります。
波のサイズにより崩れる場所が変わりますが、砂浜に近い浅い水深で怖くない小さいスープで練習ができます。
要するに自分の好きな場所(怖くない場所)で安心して練習することができます。
スープなら波がサーフボードを押してくれる
ロングボードは浮力が大きいのでスープなら勝手にサーフボードを押してくれます。
パドリングをして自分で波に乗らなくても波に乗ることができます。
スープは簡単にあなたを波に乗せてくれる魔法の波です。
スープに押されるだけならロングボードに寝そべってしがみついてるだけでも波に乗ることが可能です。
スープでサーフボードが波に押される感覚を覚えよう
さて、足が届くから安心、そして勝手にスープが押してくれる、ことはわかりました。
では実際にスープの乗り方を説明します。
もう一度先程のロングボードのレッスン動画を見てみましょう。
ちょうど0:35~がスープでの練習風景です。
何度でも見返しましょう。
- 自分が波に乗りたい場所まで行きましょう。
- ロングボードのノーズ(先端)を砂浜に向けてスープに乗る準備します。
- 波をよく見ながら待ちます。←波をよく見るのがPOINT!
- 波をやり過ごしながら乗りたい波を見つけます。
- 乗りたい波を見つけたらロングボードの上に乗って寝そべりましょう。
「サーフボードの寝そべり方」(Vol.01)(Vol.02)を思い出してバランス良くボードに寝そべる。 - 余裕を持ってバランスを取りながらスープが押し寄せるのを待ちます。←この待つ間も波を見るのがPOINT!
できればスープが寄せる間に少しパドリングでロングボードにスピードをつけると尚良し。(難しければまずはパドリングなしでもOKです) - スープが押し寄せるとロングボードは勝手に押されて波に乗ってどんどんと進みます。
これが「ロングボードが波に乗って押されている」ということです。
まずはこの「波にロングボードが押される感覚」を覚えましょう。
また可能なら思い切ってロングボードの上に立ってみましょう。
下手に頭から転んだりしなければ、水なので転んでも痛くありません。
失敗してもいいのでがんがんトライしてください。
もちろん怖ければ最初から無理して立つ必要は全然ありません。
まずは波に慣れましょう。
スープでの練習は絶対に必要というわけではない
スープでのテイクオフの練習は初心者サーファーにオススメです。
ですが実はスープでのテイクオフの練習は初心者なら絶対にしたほうがいい!というわけではありません。
ここまでススメておいて何を言ってるの?
そうですよね、矛盾してますよね。
でもスープでのテイクオフ練習は絶対ではないのです。
というのも実は私はスープでのテイクオフ練習はサーフィン初日はしませんでした。
連れて行ってくれた友人にくっついて、いきなり沖までパドリングで出ました。
いわゆるスパルタといいますか、私が能天気で怖いもの知らずなのか。笑
※もちろん友人はスープでの練習を言ってくれましたが私が友人にくっついていくことを決めました。
まぁサーフボードがビート板代わりになるから溺れることはないだろうと怖くありませんでした。
実はこれが幸いしまして、波が良かったこともあり、初日に崩れていない波で真似事テイクオフして何本か波に乗れて楽しめたのです。
脳天気な性格もたまには人生を楽しむ役に立つものです。笑
あくまでスープでのテイクオフの練習は足が届く場所で安心してテイクオフの練習ができる方法の一つだと覚えてもらえればと思います。
まとめ
スープならロングボード初心者でも安心してテイクオフの練習ができます。
無理ない範囲で足が届く場所でいいので波に押される感覚を覚えましょう。
波にロングボードが押されたら思い切ってテイクオフ!
サーフボードの上に立ってみましょう。
水の上を浮いて走るような感覚はなんとも言えません。
まるで魔法のじゅうたんに乗って空を飛んでいるような感覚です。(言い過ぎ?笑)
あの気持ちよさを味わったらサーフィンが楽しくてやめられなくなりますよ!
私は今でもスープでのテイクオフ練習をたまにやっています。
調子が出なくて沖で波に乗れないときや新しいボードのバランス位置の確認などですが今でもスープライディングは楽しいです。
頑張ってスープでテイクオフを練習してロングボードが水の上を走るサーフィンの気持ちよさを楽しんじゃいましょう!!
初心者サーファー向けのロングボードでテイクオフするコツとして実際にボードに立つ練習編についてはまた別の記事で書いていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Hope you good surf !!
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